プラチナの参考買取相場の
価格推移グラフ

プラチナ相場(1gあたり)の期間ごとのグラフ推移を掲載しています。
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相場価格(円/g)

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※上記に記載の価格はすべて参考価格(税込)であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

過去の年度別の
プラチナ買取相場

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年度 最高価格 最低価格 平均価格

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2026年5月のプラチナ相場専門家コメント

日付/プラチナ相場/前日比

プラチナ相場の専門家コメント

10,885
+371
石坂 貴史

2026年5月1日(金)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,308円となり、前日比+371円と上昇して始まりました。金が小幅に下落する中で、プラチナは逆の動きを見せており、足元では値動きの方向に違いが出ています。金は為替や地政学の影響を受けやすいのに対し、プラチナは実需、特に工業分野の影響を受けやすい点が特徴です。 為替は大きく動きました。ドル円は160円台まで円安が進んだ後、155円台まで一気に円高が進行し、その後は157円台まで戻しています。介入観測もあり、相場全体が不安定な状態です。円高は本来、国内価格の押し下げ要因ですが、今回はそれを打ち消す形でプラチナの上昇が優勢となっています。 背景では、原油市場の動きも影響していると考えられます。中東情勢の緊張を受けて原油は清算値で一時126ドル台まで上昇し、その後は下げたものの高い水準を維持しています。米国では増産に向けた調整も検討されており、供給面の動きが注目されています。 加えて、自動車分野の変化も重要です。米大手メーカーは電気自動車の需要鈍化を背景に、ガソリン車の生産強化に向けた投資を進めています。内燃機関の生産が維持・拡大される動きは、プラチナ需要の下支え要因となります。一方で、英国では自動車生産が減少しており、部品不足や輸出環境の悪化が影響しています。地域ごとに状況が異なるため、需要の見通しは一方向ではありません。 金との関係で見ると、地政学リスクの高まり自体は本来どちらにも買い材料となり得ますが、現時点では金の上昇は限定的で、むしろ為替の影響を強く受けています。その一方でプラチナは、原油や自動車といった実体経済の材料に支えられ、相対的に強い動きとなっています。 本日は各国市場が休場となる中、23時に米国のISM製造業景況指数の発表が予定されています。この指標は工業活動の強さを示すため、プラチナには影響しやすい内容といえます。5月はじめは為替に加え、原油と自動車関連の動向、そして製造業の指標を軸に相場の方向を見ていきましょう。

11,217
+332
石坂 貴史

2026年5月7日(木)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,640円、前日比+332円となりました。5月1日からの連休明けは、海外相場の持ち直しや為替の円安水準を受け、上昇して始まっています。 プラチナは金と異なり、投資需要だけでなく工業需要の影響を受けやすい商品です。特に自動車向けの需要が重要で、排ガス浄化装置に使われるため、自動車市場の動向は価格を見るうえで欠かせません。 その点で直近で気になるのが、BMWの第1四半期決算です。中国市場での競争激化や関税圧力を受け、税引前利益は前年同期比25%減の23億ユーロとなりました。売上高も8.1%減の310億ユーロとなり、高級車市場にも逆風が出ています。ただし、BMWは通年見通しを維持しており、自動車事業の利益率も市場予想を上回りました。自動車需要への不安は残るものの、現時点で急激な需要悪化を織り込む段階ではないとみています。 一方、原油価格は米国とイランの合意接近報道を受けて急落しました。中東情勢の緊張が和らげば、エネルギー価格の上昇圧力は後退しやすくなります。 米ニューヨーク連銀の報告では、燃料費の高騰が低所得世帯の消費を圧迫していることも示されました。燃料価格の低下は家計には支えとなりますが、同時に景気や需要の見方が変わるため、プラチナ相場にも影響が出やすい材料です。 本日のプラチナ相場は、連休明けの反発と円安が支えになっている一方、自動車市場の減速感や原油価格の急落が重しとして意識されます。プラチナは金よりも産業需要の影響を受けやすく、外部環境の変化で値動きが大きくなりやすい商品です。本日は、朝方の上昇だけで方向感を決めず、原油価格や為替、株式市場の変化を見ながら、売買判断を急がず慎重に対応したい場面です。

11,044
-173
石坂 貴史

2026年5月8日(金)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,467円となり、前日比-173円で始まりました。同日の金価格が上昇した一方、プラチナは下落しており、貴金属の中でも方向感に違いが出ています。 金は中東情勢や円安を背景に買われやすい一方、プラチナは自動車や工業分野の需要に左右されやすい金属です。そのため、金相場の底堅さが支えになる場面はありますが、プラチナ独自の材料も確認する必要があります。 中国乗用車協会のデータでは、テスラの4月の中国製EV販売台数が前年同月比36%増となり、6カ月連続で増加。一方で、前月比では7.2%減少しています。販売回復の兆しは見られるものの、中国勢の新型EV投入や完全自動運転ソフトの認可遅れは、今後の競争環境を厳しくする可能性があります。 また、米国などの自動車メーカーや部品メーカーでつくる7つの業界団体は、米国・メキシコ・カナダ協定の延長を米通商代表部に求めました。北米の自動車供給網が不安定になれば、生産コストや部品調達に影響し、関連する素材需要にも不透明感が出やすくなります。 プラチナは排ガス浄化装置に使われるため、自動車市場の変化は重要です。ただし、EVは排ガス浄化装置を使わないため、EV販売の増加はプラチナ需要にとって単純な追い風とはいえません。自動車販売の底堅さよりも、EV比率の上昇と通商政策の不透明感の方をやや慎重に見ています。 本日のプラチナ相場は、金高による下支えがある一方、自動車需要や通商政策、原油動向への警戒が上値を抑える展開です。週末前は、為替に加えて、自動車関連ニュースと原油市場の動きも確認したいところです。

11,055
+11
石坂 貴史

2026年5月11日(月)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,473円となり、前日比では6円の小幅上昇となりました。同日の金店頭小売価格は下落しており、金とプラチナでやや異なる値動きとなっています。 プラチナは、貴金属でありながら自動車触媒などの産業需要とも関係が深い点が特徴です。金相場の流れを確認しつつ、原油価格や自動車販売の動向もあわせて見る必要があります。 週明けの市場では、ホルムズ海峡の封鎖状態が続いていることから、原油価格の上昇が引き続き注目されています。米国が提示した和平案をめぐり、米国とイランが合意に至らなかったことで、エネルギー供給への不安は強まっています。原油高はインフレ懸念につながりやすく、貴金属全体の支援材料になる面があります。 特にプラチナ相場で注目したいのは、自動車市場への影響です。米国では、イラン情勢を背景としたガソリン価格の高騰を受け、消費者の関心がハイブリッド車に向かっています。4月終盤には米国のガソリン価格が1ガロン=4ドルを超え、4年ぶりの高水準となりました。調査会社モーター・インテリジェンスのデータでは、米国・イスラエルによるイラン攻撃開始後の2カ月間で、米国のハイブリッド車販売は37%増加。この間の自動車販売全体の増加率は15%であり、ハイブリッド車の伸びが目立ちます。 ハイブリッド車はEVより価格が抑えられやすく、充電の手間も少ないため、現実的な選択肢として選ばれやすいと見ています。この流れは、自動車触媒向け需要と関係の深いプラチナの下支え材料になりやすいでしょう。 本日は23時に米国の4月中古住宅販売件数が発表されます。米景気や金利見通しに影響する指標のため、発表後の米金利とドル円の反応を確認したいところです。プラチナ取引では、金相場との連動性に加え、原油価格、ガソリン価格、自動車販売、米金利などの動きを見ながら、週明けは慎重に対応したい局面です。

11,641
+586
石坂 貴史

2026年5月12日(火)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は12,063円となり、前日比では590円の大幅上昇となりました。同日の金店頭小売価格も26,667円、前日比+464円と上昇しており、本日は金とプラチナの両方で強い値動きとなっています。 朝9時半時点のドル円は1ドル=157円前半で推移しており、円安基調が続いています。海外の貴金属価格が上昇するなか、円安も重なったことで、国内プラチナ価格は大きく押し上げられました。 プラチナは金と同じ貴金属として、地政学リスクや為替の影響を受けやすい商品です。中東情勢への警戒感が残るなか、安全資産として金に買いが入りやすい流れは、プラチナ相場にも一定の追い風になります。 欧州では、EVやバッテリー供給網、充電設備などに約2,000億ユーロの投資が表明されています。EV化の進展は、長期的にはエンジン車向け触媒需要の減少につながる可能性があります。 一方で、自動車産業全体への投資が拡大していることは、関連する金属市場への関心を高める材料でもあります。プラチナ相場を見るうえでは、単純にEV化をマイナス材料と見るのではなく、自動車産業全体の投資や生産体制の変化を確認するのも良いかもしれません。 また、トヨタ自動車はインド西部のマハラシュトラ州に新たな完成車工場を建設すると発表しました。2029年前半の操業開始を予定し、新型SUVを生産する計画。インドは自動車需要の拡大が期待される市場です。ガソリン車やハイブリッド車の販売が伸びれば、自動車触媒に使われるプラチナ需要を支える可能性があります。 本日のプラチナ相場は、金価格の上昇と円安が下支えとなる一方、自動車産業の動きも意識される展開です。短期的には、今夜の米CPI発表後に米長期金利やドル円がどう反応するかを確認しながら、プラチナ独自の産業需要にも注目したい局面です。

11,605
-36
石坂 貴史

2026年5月13日(水)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は12,008円となり、前日比55円安となりました。前日に上昇した流れから一転し、今朝は金と同じく、いったん上値を抑えられる展開です。 朝9時半時点のドル円は1ドル=157円台後半で推移しています。円安は本来、円建ての貴金属価格を押し上げやすい材料ですが、前日の上昇後ということもあり、短期的な売りが優勢になったとみられます。 プラチナは金と同じ貴金属に分類されますが、価格を動かす材料には違いがあります。金は中東情勢やインフレ懸念を背景に、安全資産として買われやすい一方、プラチナは自動車触媒などの産業用途が大きく、自動車市場の変化を受けやすい特徴もあります。 EV市場では、4月の世界販売が前年同月比6%増の160万台となり、2カ月連続で増加しました。欧州は27%増と好調だった一方、中国は8%減、北米は28%減と地域ごとの差が目立ちます。EVの普及は長期的にはエンジン車向け触媒需要の重荷になりますが、中国や北米で伸びが鈍れば、ハイブリッド車やガソリン車の需要が残り、プラチナ需要を支える面もあるかもしれません。 マツダは2027年3月期の純利益を前年比2.5倍の900億円と見込みました。一方で、電動化投資を2割減らし、自社製EVの投入時期も約2年遅らせる方針です。自動車各社がEV一辺倒から現実的な販売戦略へ調整している点は、プラチナ相場を見るうえでも重要です。 本日のプラチナ相場は下落しましたが、方向感を判断するのはやや早い印象です。為替や中東情勢に加え、自動車販売とEV需要の地域差を確認したい局面です。

11,756
+151
石坂 貴史

2026年5月14日(木)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は12,172円となり、前日から164円上昇しました。同日の金価格が下落した一方で、プラチナは上昇しており、金とは少し違う材料が意識された動きといえます。 金は為替や米金利、安全資産としての需要に左右されやすい一方、プラチナは自動車や産業分野の動向が価格に影響しやすい貴金属です。そのため、本日も金相場だけでなく、EVや自動車関連のニュースも確認しておきたいところです。 13日の米国株式市場では、フォード・モーターの株価が13.6%上昇しました。EV向け電池工場を活用したエネルギー貯蔵事業への期待が高まり、電池関連ビジネスの広がりが注目されています。自動車メーカーの事業転換は、プラチナを含む産業用貴金属の需要を考えるうえでも参考になります。 また、BMIのデータでは、4月の世界EV需要が2カ月連続で増加。BEVとPHEVの新規登録台数は前年同月比6%増の160万台です。欧州は伸びた一方、中国や北米は減少しており、地域ごとに温度差があります。 一方で、IMFは原油価格の高止まりが続けば、世界経済が実質的な景気後退に近づく可能性があると警告しました。原油高は物価上昇につながる反面、消費や企業活動を冷やす要因にもなるでしょう。 本日のプラチナ相場は、金との連動だけでなく、自動車需要、EV市場、原油高による景気への影響をあわせて見ておきたい局面です。

11,304
-452
石坂 貴史

2026年5月15日(金)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,727円となり、前日比では445円下落しました。同日は金価格も下げており、貴金属市場全体で買いの勢いがいったん弱まっているように見えます。為替市場では、9時半時点でドル円が1ドル=158円前半で推移。円安は国内プラチナ価格を押し上げやすい要因ですが、今回は海外市場での売り圧力が強く、為替の支えを十分に生かせなかった印象です。 プラチナは金のような貴金属としての側面に加え、自動車向けの産業需要にも左右されますが、ホンダの方針転換は注目材料です。ホンダは2030年のハイブリッド車販売目標を250万台程度に引き上げる一方、EV比率の目標や2040年に新車をすべてEV・FCVにする目標を見直しました。 EV一本に絞るのではなく、HVや内燃機関にも投資を振り向ける姿勢を示した形です。この動きはプラチナ需要にとって一定の支えになり得ると見ています。ガソリン車やハイブリッド車では、排ガス浄化触媒にプラチナが使われるためです。 ただし、中国市場では販売不振や過剰な生産能力の問題も残っており、自動車需要を強気一辺倒で見るのはまだ難しいかもしれません。 中東情勢も引き続き警戒材料です。UAE沖ではイラン当局による船舶拿捕の報道があり、オマーン沖ではインドの貨物船が攻撃を受けた可能性も指摘されています。ホルムズ海峡周辺の緊張が高まれば、原油価格や輸送コストを通じて、世界経済や自動車需要にも影響が出やすくなります。 インドでは、エネルギー価格の高騰を受け、モディ首相が燃料節約のため車列を縮小したとも報じられました。エネルギー価格の上昇が、各国の消費や政策判断に影響し始めている点は見逃せません。本日は円安による下支え、自動車各社のHVシフト、中東の海上輸送リスクを確認しながら、プラチナ相場は下落が一服するかを慎重に見ましょう。

10,856
-448
石坂 貴史

2026年5月18日(月)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,279円となり、前日から448円下落しました。金相場と同じく、プラチナも本日は大きく値を下げています。ドル円は158円台後半で推移しており、円安は円建てのプラチナ価格を支えやすい材料です。ただ、今回はその支えよりも、海外貴金属相場の弱さや長期金利上昇への警戒感が上回った印象です。 金は安全資産として見られやすい一方、プラチナは自動車触媒など産業用途の影響を受けやすい金属です。金相場に連れ安する面はありますが、プラチナについては自動車産業やエネルギー情勢もあわせて見ておきたいところです。 欧州では、メルセデス・ベンツのCEOが、防衛生産への参入について、事業として合理性があれば検討する考えを示しました。防衛分野そのものがすぐにプラチナ需要を押し上げるとは見ていませんが、欧州自動車メーカーが新たな収益源を探っている点は気になります。 また、UAEはOPECプラスからの脱退について、石油生産政策を踏まえた戦略的な判断だったと説明。原油高は金には下支え材料になりやすい一方、自動車や製造業にはコスト増として意識されます。プラチナにとっては、やや重しになりやすい材料だと考えます。 本日のプラチナ相場は、円安の追い風がありながらも、金相場の弱さ、金利上昇、エネルギー市場への警戒感に押された展開です。短期的には上値の重さが残りそうですが、自動車需要や欧州産業の動き次第では、金とは違う値動きになる可能性もあるでしょう。

10,932
+76
石坂 貴史

2026年5月19日(火)の今朝のプラチナ店頭小売価格は11,355円となり、前日から76円上昇しました。前日の下落から買い戻しが入り、円安基調も国内価格を支えたとみられます。 今朝のドル円は158円90銭台で推移し、深夜には159円10銭付近まで円安が進む場面もありました。円安が進むと、海外価格が大きく動かなくても、円建てのプラチナ価格は上がりやすくなります。 原油市場では、米WTI原油先物がアジア時間の朝方に2%超下落しました。トランプ米大統領がイランへの攻撃延期を表明し、中東情勢への警戒がいったん和らいだことが背景です。 ただし、米戦略石油備蓄からは先週、過去最高となる990万バレルが放出され、備蓄量は約3億7,400万バレルと2024年7月以来の低水準になりました。IEAも世界の原油在庫が、3月と4月に過去最速のペースで減少したと指摘しています。原油価格が一時的に下がっても、供給不安が解消したと見るのは早いと感じます。 また、プラチナは自動車触媒に使われるため、自動車市場の動きも重要です。フォードは2029年までに欧州市場へ新型モデル7車種を投入すると発表しました。 欧州販売の立て直しに加え、中国メーカーとの競争に対応する狙いがあります。南アフリカでも、中国メーカーの乗用車シェアが2025年に16.8%へ拡大しました。価格競争力のあるSUVなどが支持され、自動車市場の勢力図は変化しています。本日のプラチナ価格は反発しましたが、方向感はまだ定まりにくい状況です。 プラチナ取引は為替、原油価格、自動車販売、EVやハイブリッド車の動向などを確認しつつ、慎重に判断したい局面です。

10,659
-273
石坂 貴史

2026年5月20日(水)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,082円となり、前日から273円下落しました。金相場が軟調に推移したことや、株式市場でリスク回避の動きが強まったことを受け、プラチナにも売りが出やすい展開だったとみています。 為替市場では、今朝のドル円が159円台前半で推移しています。円安は円建てのプラチナ価格を支える材料ですが、本日はNY金安や株安の影響が強く、価格を押し上げるにはやや力不足だった印象です。今朝の日経平均株価も9時半時点で59,292円まで下落し、2%近い下げとなりました。 一方で、プラチナの需給面にはまだ強さがあります。メタルズ・フォーカスは、プラチナ族貴金属の供給不足が続き、今年も価格上昇が見込まれるとの見方を示しました。なかでもプラチナは通年で71%の上昇が予想されており、現物在庫の引き締まりや投資需要の増加、鉱山の増産に時間がかかる点が支えになっています。 またEVの普及が想定ほど急速に進んでいないことも、プラチナには下支え材料です。ププラチナは排ガス浄化装置に使われるため、ガソリン車やハイブリッド車の需要が残れば、工業用需要も意識されやすくなります。欧米自動車大手ステランティスは、2028年から低価格の小型EV「Eカー」をイタリアで生産する計画を示しました。ただ、低価格EVの本格普及にはなお時間がかかるとみられ、短期的にプラチナ需要を大きく削る材料とは判断しにくいです。 また、米国産LNGタンカーが中国に向かっているとの報道もあり、米中貿易やエネルギー市場の動きにも注目が集まります。エネルギー価格や製造業の動向は、プラチナの工業需要にもつながるためです。 本日のプラチナ価格は大きく下落しましたが、供給不足や自動車関連需要という支えは残っています。短期的には金相場、為替、株式市場、中東情勢に振らされやすいものの、中長期では需給の引き締まりがどこまで価格を支えるかを見ていきたい局面です。

10,746
+87
石坂 貴史

2026年5月21日(木)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,123円となり、前日から41円上昇しました。金価格も上昇しており、中東情勢をめぐる不安が貴金属相場全体の支えになったとみられます。ただ、プラチナは安全資産として見られやすい金とは異なり、工業用需要、とくに自動車分野の動きに左右されやすい点があります。 原油市場では、サウジアラビアの3月の原油輸出量が日量497万4,000バレルとなり、2002年以降の統計で最低水準となりました。生産量も日量696万7,000バレルに落ち込み、こちらも過去最低を記録しています。中東からの供給不安が続けば、原油価格の上昇を通じて物価や金利への警戒が強まりやすく、金には買い材料になりやすい状況です。一方、プラチナについては、自動車販売や燃料価格への影響もあわせて見る必要があります。 欧州では、4月の完全電気自動車の販売台数が前年同月比34.1%増の20万1,541台となりました。1〜4月の累計販売も前年同期比31.3%増の74万21台に伸びており、EVシフトは着実に進んでいます。プラチナはディーゼル車などの排ガス浄化装置に使われるため、EVの普及は中長期的に需要を抑える要因になりやすいといえます。 本日のプラチナは金相場の持ち直しや中東リスクを背景に小幅高。ただ、金のように地政学リスクだけで一方向に買われるというより、自動車需要の変化も意識されます。短期的な貴金属買いと、EV化による需要構造の変化を分けて見たい場面です。

10,810
+64
石坂 貴史

2026年5月22日(金)の今朝の国内プラチナ店頭小売価格は11,233円となり、前日比110円高となりました。金価格が横ばいだった一方で、プラチナは上昇の動きとなり、工業需要や自動車市場を巡る材料が意識されたとみられます。 為替市場では、今朝のドル円が159円付近で推移しています。為替による大きな押し上げというより、プラチナ固有の需給面や産業需要への期待が反映された可能性があります。 自動車関連では、ホンダが小型EV「Super-ONE」を日本で発売すると発表しました。ただし、同社は今後3年間、EVだけでなくハイブリッド車にも力を入れる方針です。プラチナは排ガス浄化装置に使われるため、完全なEV化が一気に進むというより、HVが一定程度残る流れはプラチナにとって悪くない材料だと見ています。 一方、ベトナムのEVメーカーであるビンファストは、主要工場の売却と約70億ドル規模の債務切り離しを進めています。EV市場は成長分野ではありますが、すべてのメーカーが順調に利益を出せているわけではありません。欧州でも、フォルクスワーゲンが工場の過剰生産能力への対応を課題としており、自動車業界全体の再編圧力は強まっています。 原油先物は、中東情勢を巡る不透明感が残るなかで反落し、約2週間ぶりの安値で取引を終えました。原油価格の変動はインフレや景気見通しに影響し、プラチナ相場にも波及します。本日のプラチナ相場は、短期的な上昇だけで判断するより、自動車需要とエネルギー市場の変化をあわせて見ていきましょう。

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