
※下記の画像は全てイメージです
中古品の購入や売却を検討する際に、「刻印が見つからないけれど、これはコピー品なのだろうか」と不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
エルメスの革製品には刻印がないものも実際に存在します。一部のチャームや小物には、そもそも製造年刻印が施されていないケースがあるからです。また、刻印が浅かったり見えにくい場所にあったりして、「見つけられないだけ」という場合も多くあります。
この記事では、エルメスの刻印の種類・意味・見方を年代別に徹底解説するとともに、刻印がない製品の真贋(しんがん:本物か偽物かを判定すること)判断のポイントやコピー品との見分け方まで詳しくご紹介します。

Contents
- エルメスの刻印の種類とその意味とは?
- エルメスの刻印の見方一覧表【製造年代別】
- エルメスのバッグの刻印はどこにあるの?
- エルメスの財布の刻印はどこにあるの?
- 刻印がない製品は本物?
- エルメスの刻印がない・見つからないときの対処法
- エルメスの刻印や保存袋によるコピー品の見分け方
- エルメスの刻印に関するよくある質問
- Q. エルメスの刻印がないバッグは本物ではないのでしょうか?
- Q. エルメスの刻印はどこを見れば確認できますか?
- Q. エルメスのロデオチャームに刻印がないのは普通ですか?
- Q. エルメスの刻印で製造年はどうやって調べられますか?
- Q. エルメスにはギャランティカード(保証書)がありますか?
- Q. エルメスの刻印が薄くて見えにくい場合はどうすればいいですか?
- Q. エルメスの「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」のロゴがない場合は危険ですか?
- Q. エルメスの刻印のフォントが他の製品と違うように見えるのは問題ですか?
- Q. エルメスの刻印は修理で消えてしまうことがありますか?
- Q. エルメスのバーキンで刻印がない場合、買取してもらえますか?
- Q. 中古で購入したエルメスの刻印が本物かどうか不安です。確認方法はありますか?
- Q. エルメスの素材刻印(エキゾチックレザーの記号)が見当たりません。本物ですか?
- Q. エルメスの刻印で「流れ星マーク」や「馬蹄マーク」があるのはどういう意味ですか?
- Q. エルメスの刻印が2つある製品を見かけました。これは何を意味しますか?
- Q. フリマアプリでエルメスを購入しようと思いますが、刻印の写真だけで本物か判断できますか?
- Q. エルメスの財布に刻印がない場合も本物の可能性はありますか?
- Q. エルメスの刻印はなぜ製造年によって形式が変わるのですか?
- Q. エルメス製品を売却する際、刻印の有無は買取価格に影響しますか?
- Q. エルメスの刻印を自分で確認する際に気をつけることはありますか?
- まとめ
- 「おたからや」での「エルメス」の参考買取価格
- エルメスの買取なら「おたからや」
エルメスの刻印の種類とその意味とは?

エルメスの刻印は、大きく分けると製造年を示すもの、職人やアトリエを示すもの、素材を示すものの3種類です。このほかにもスペシャルオーダー品を示す馬蹄マークやソルド品を示すS刻印など、特別な刻印も存在します。
ここでは、エルメスの主な刻印の種類と、それぞれの意味や特徴をご紹介します。
製造年を表す刻印
エルメスの刻印で最も注目されるのが、製造年を示すアルファベットの刻印です。エルメスのバッグや財布などの革製品には、シリアルナンバーと似た意味を持つものとして、製造年を表すアルファベット1文字が刻印されます。
年代によってはアルファベットが「⃞」や「◯」で囲われており、この記号とアルファベットの組み合わせが製造年を特定する指針になっています。製造年刻印は、中古市場での買取価格や販売価格に直接影響する大切な情報です。
参考:エルメス
エルメスの刻印について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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・エルメス「U」刻印の意味とは?年代別刻印一覧と偽物の見分け方も解説
製造した職人やアトリエを表す刻印
製造年のアルファベットと並んで刻印されているのが、製造した職人やアトリエを示すとされる英数字の組み合わせです。ただし、エルメスは公式にその意味を発表しておらず、正確な内容は明らかになっていません。
職人やアトリエの刻印は、アルファベットと数字を組み合わせた構成が一般的で、一部の商品では+などの記号が含まれていることもあります。刻印の並び順や表記方法は年代や職人によって異なり、統一的なルールは確認されていません。
製品の素材を表す刻印
エルメスでは、クロコダイルやリザードなどの希少なエキゾチックレザーを使用した製品に、素材を示す専用の刻印を施しています。
| 素材名 | 刻印の記号 |
|---|---|
| アリゲーター | ▢(四角形) |
| クロコダイル・ニロティカス | ・・(点2つ) |
| クロコダイル・ポロサス | ∧(山型) |
| リザード ニロティカス | ー(横線1本) |
| インドネシア産リザード | =(横線2本) |
素材刻印は「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」のブランドロゴ周辺に施されており、記号を確認することで使用素材を特定できます。牛革など一般的な素材には素材刻印がないため、素材刻印が見つからなくても心配する必要はありません。
参考:エルメス
エルメスの革素材や刻印についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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・【2026年最新】エルメスの素材を一覧でご紹介!革の種類・特徴から選び方まで徹底解説
・エルメスのクロコダイル素材の特徴や価格とは?クロコレザーの種類や人気バッグを紹介
エルメスの刻印の見方一覧表【製造年代別】

製造された年代を表す刻印は、アイテムの価値を左右する大切な要素です。エルメスの製造年を表す刻印を年代別にご紹介します。
1964年~1970年
エルメス製品において、確認されている最も古い製造年刻印は、1964年の「T」刻印とされています。
| 製造年 | 刻印 |
|---|---|
| 1964年 | T |
| 1965年 | U |
| 1966年 | V |
| 1967年 | W |
| 1968年 | X |
| 1969年 | Y |
| 1970年 | Z |
1964年製造はT刻印から始まり、1970年のZ刻印までアルファベット順に進んでいました。1960年代の製品は現存数が少なく、流通量も限られています。
1971年~1996年
1971年から1996年までの26年間は、◯で囲われたアルファベット1文字が製造年を表しています。
| 製造年 | 刻印 |
|---|---|
| 1971年 | ◯A |
| 1972年 | ◯B |
| 1973年 | ◯C |
| 1974年 | ◯D |
| 1975年 | ◯E |
| 1976年 | ◯F |
| 1977年 | ◯G |
| 1978年 | ◯H |
| 1979年 | ◯I |
| 1980年 | ◯J |
| 1981年 | ◯K |
| 1982年 | ◯L |
| 1983年 | ◯M |
| 1984年 | ◯N |
| 1985年 | ◯O |
| 1986年 | ◯P |
| 1987年 | ◯Q |
| 1988年 | ◯R |
| 1989年 | ◯S |
| 1990年 | ◯T |
| 1991年 | ◯U |
| 1992年 | ◯V |
| 1993年 | ◯W |
| 1994年 | ◯X |
| 1995年 | ◯Y |
| 1996年 | ◯Z |
1971年から1996年までの26年間は、◯A→◯B→◯Cとアルファベット順に刻印が進む規則性がありました。
1997年~2014年
1997年から2014年までの18年間は、⃞で囲われたアルファベット1文字が製造年を表します。
| 製造年 | 刻印 |
|---|---|
| 1997年 | ⃞A |
| 1998年 | ⃞B |
| 1999年 | ⃞C |
| 2000年 | ⃞D |
| 2001年 | ⃞E |
| 2002年 | ⃞F |
| 2003年 | ⃞G |
| 2004年 | ⃞H |
| 2005年 | ⃞I |
| 2006年 | ⃞J |
| 2007年 | ⃞K |
| 2008年 | ⃞L |
| 2009年 | ⃞M |
| 2010年 | ⃞N |
| 2011年 | ⃞O |
| 2012年 | ⃞P |
| 2013年 | ⃞Q |
| 2014年 | ⃞R |
1997年から2014年の刻印は、◯(丸)ではなく▢(四角)で囲まれており、アルファベットはRで終了しています。
2015年~
2015年以降のエルメス製品は、◯や▢の記号がなくなり、アルファベット1文字のみで製造年を表すようになりました。
| 製造年 | 刻印 |
|---|---|
| 2015年 | T |
| 2016年 | X |
| 2017年 | A |
| 2018年 | C |
| 2019年 | D |
| 2020年 | Y |
| 2021年 | Z |
| 2022年 | U |
| 2023年 | B |
| 2024年 | W |
| 2025年 | K |
| 2026年 | G |
2014年までは◯A→◯B→◯Cのようにアルファベット順で刻印が進んでいましたが、2015年以降はアルファベット順の規則性がなくなりました。そのため、刻印のアルファベットだけでは製造年を推測できず、上記のような対応表を参照する必要があります。
- おたからや査定員のコメント
上記で紹介した以外にも、エルメス製品にはさまざまな意味を持つ刻印が施されています。しかし、最も大切とされるのは製造年を表す刻印です。製造年刻印は、一部のチャームや革小物を除き、バッグや財布などの多くの革製品に施されており、買取価格はもちろん、販売価格にも影響します。

エルメスのバッグの刻印はどこにあるの?

エルメスのバッグに施される「製造年」を表す刻印がある場所を、モデルごとにご紹介いたします。ただし、製造年やコレクションによっては、同じバーキンやケリーでも刻印位置が異なるケースがあります。
以下でご紹介する位置は一般的な傾向であり、お手持ちの製品では異なる場所にある可能性もあります。
ピコタン
ピコタンやピコタンロックの刻印は、バッグ内側の金具付近(ベルトを通す金具の側のレザー部分)で確認されることが多いです。ただし、職人や製造時期によって刻印の位置が異なる場合もあります。
参考:エルメス
ピコタンについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・エルメスのピコタンの種類と人気の理由を徹底解説!サイズ・カラーや中古買取価格も紹介
バーキン
2014年製造(⃞R刻印)までのバーキンは、一般的にクロア(ベルト)の先端裏側に刻印が多く見られました。2015年のT刻印以降は、主にバッグ本体の内側に移りました。バッグ本体の内側では、正面から見て左側側面の背面よりで、ベルトより上の位置に多く見られます。
また、製造年やコレクションによっては、本体内側の左側面の中央上部付近、内側の左側面上部正面よりの場所、または正面左上部の裏側などでも確認できるものがあります。
参考:エルメス
バーキンについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・エルメス バーキンの人気色はどれ?カラー別の魅力とリセール価値をわかりやすく解説
ケリー
ケリーもバーキンと同様に、2014年の□R刻印までは正面のクロアベルト裏側に刻印がありましたが、2015年のT刻印以降は本体内側に変更されています。
ケリーの刻印はバーキンよりも見えにくい位置にあり、正面から見て左側側面の背面寄り、ベルトより下の位置で確認されることが多いです。製造年やコレクションによって内側左側面の異なる位置に刻印があることは、バーキンと共通する特徴です。
参考:エルメス
バーキンとケリーの違いについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・バーキンとケリーの違いとは?それぞれのバッグの魅力と資産価値を徹底比較
リンディ
リンディ(26以上のサイズ)では、中央の留め金具ベルトの裏側(ファスナープルの裏側)に刻印があるケースが多いです。一方で、小ぶりなリンディ ミニでは、内側のポケットの中で確認されることが多いのが特徴です。
参考:エルメス
ガーデンパーティー
ガーデンパーティーの刻印は、バッグ内側側面の縫い合わせられたレザー部分に多く施されています。「HERMÈS PARIS」ロゴ付近で確認できることが多いですが、見当たらない場合は逆サイドの側面も確認してみましょう。
参考:エルメス
ガーデンパーティーについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・【2026年最新】エルメス ガーデンパーティの定価は?サイズや素材の種類もご紹介
ボリード
ボリードでは、正面から見て右側にあるファスナーエンド付近のレザータブの裏側に刻印が施されていることが多いです。一方、近年のボリード1923では、内部ポケットに刻印が確認されることが多いです。サイズによっては内側オープンポケット内部のほか、内側側面に確認できる場合もあります。
参考:エルメス
コンスタンスミニ
コンスタンスシリーズの中でも人気の高い、コンスタンスミニの刻印は、コンパートメント(仕切りの内側)にあることが多いです。場合によっては、バッグ内側や側面にある場合もあります。
参考:エルメス
エルメスの財布の刻印はどこにあるの?

エルメスの財布に施される「製造年」を表す刻印の場所をご紹介いたします。バッグと同じように、製造された年やコレクションによっては、同じモデルであっても刻印が施される場所が異なる場合もあります。必ずその場所にあるとは限りませんので、ご注意ください。
ベアンスフレ
エルメスを代表する財布の1つであるベアンスフレの刻印は、2023年のB刻印まで、コインケースの裏側にあるオープンポケットの内部に多く施されていました。一方、2024年のW刻印のように、コインケースの中に見られるものもあります。
参考:エルメス
ベアンスフレについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・エルメス ベアンの定価はいくら?モデル別の違いや高く売るコツも解説
アザップクラシック
オールレザーで作られる長財布のアザップクラシックでは、内側にあるオープンポケットの内部やコインケース内部、蛇腹状になっている内側側面に多く見られます。
ドゴンコンパクト
正面から見た際、内側の最も背面側にあるオープンポケットの内部によく見られます。ドゴンコンパクトについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・エルメスの人気財布「ドゴン」とは?魅力や種類・人気色を徹底解説
刻印がない製品は本物?

エルメスの革製品には「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」というブランドロゴが刻印されています。エルメス製品である証ともいえるこのロゴが確認できない場合、コピー品の可能性が高いと考えられます。
バッグや財布などの革製品にはブランドロゴの刻印が施されますが、製造年刻印は目立たない場所にあり見つけにくいケースもあります。
刻印が浅く打たれていて視認しにくいものも存在するため、「刻印がない=コピー品」と早合点しないことが大切です。見つからないだけで、実際には刻印が存在するケースも多くあります。
製造年やコレクションによって刻印位置が異なるモデルもあるほか、ロデオチャーム(馬をモチーフにしたバッグ用チャーム)のように、製造時期によってはもともと刻印が施されていないものも存在するためです。
刻印が見当たらないだけでコピー品と断定することはできません。ご自身での判断が難しい場合は、「おたからや」にご相談ください。
エルメスのコピー品の見分け方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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・エルメスの見分け方とは?偽物(スーパーコピー)を見抜くプロの真贋チェック方法を解説
・エルメスの刻印で偽物を見分ける方法とは?本物との違いを鑑定のプロが解説
エルメスの刻印がない・見つからないときの対処法

エルメスの刻印がない・見つからないときの対処法をご紹介します。
刻印が見つからないときにチェックすべき3つのポイント
エルメスの刻印が見つからないときは、製品内部の複数箇所を丁寧に確認してください。刻印が見つからないと感じる場合、1箇所しか確認せずに「刻印がない」と判断してしまうケースが多く見られます。
バーキンやケリーなど主要モデルでは、製造年によって刻印の位置が変更されており、2015年(T刻印)を境に刻印場所が変わっています。
確認すべきポイントは次の3つです。内側の革をめくって確認すること、明るい場所で角度を変えながら見ること、ルーペなど拡大できるものを使うことです。
元から刻印がない製品の例
エルメス製品の中には、製造年を示す刻印がもともと施されていないものも存在します。代表的なものとして、カレ(大判スカーフ)やツイリー(細長いスカーフ)といったシルク製品には革製品に見られる製造年の刻印はありません。
また、ロデオチャームなどの一部チャーム類も、製造時期によってはもともと刻印がないものが存在します。なお、プティアッシュは余り革などから作られるリサイクル品であり、一般的な「革小物」とは異なる分類の製品です。
ロデオチャームは比較的新しいモデルでは刻印が入るようになりましたが、初期のものには刻印がないものも多く流通しています。
「刻印がない=コピー品」と短絡的に判断せず、製品の種類や製造時期を踏まえて総合的に確認することが大切です。
正規店での修理依頼は真贋証明になるのか
正規店に修理を依頼して受け付けてもらえた場合、本物である可能性が高いと考えられます。正規店では修理の受付時に製品の真正性を確認するとされており、偽造品や模倣品には修理サービスを提供しないとされるためです。
ただし、正規店が「本物証明書」のような書類を発行することはありません。一方で、正規品であっても廃盤パーツが必要な場合や、過去に非正規の修理履歴がある場合には修理を断られることがあります。
修理受付の可否だけで真贋を確定することはできないため、修理を断られたからといってすぐにコピー品と判断しないようにしましょう。
真贋を確実に判断したい場合は、ぜひ「おたからや」にお持ちください。ブランド品鑑定の専門知識を持つ査定員が、お品物を丁寧に鑑定いたします。
エルメスの刻印や保存袋によるコピー品の見分け方

エルメス製品の刻印や保存袋によるコピー品の見分け方に関する記事は、ネット上にも多く見られます。実際に、刻印や保存袋にはコピー品を疑う手がかりとなる特徴もあるため、ここでは確認時の注意点をご紹介します。
刻印の文字の形やサイズがおかしくないか
エルメスの刻印は職人の手作業で施されており、革にも個体差があるため、打刻の仕上がりは製品ごとに異なります。2014年までの四角や丸の記号で囲まれた刻印では、使用される英数字や記号が真っ直ぐ、または平行に刻印されていないものも見られました。
近年では、刻印の最後のアルファベット2文字のみが若干細いものや、刻印が潰れて見えにくいものも見られます。また、刻印が浅く見えづらいものや、刻印の場所が1点1点異なるケースもあり、バリエーションはさまざまです。
刻印位置のわずかなずれや打刻の薄さは正規品でも見られるため、それだけでコピー品と判断すべきではありません。ただし、刻印のフォントやサイズが極端に不揃いな場合は、コピー品の可能性を疑う必要があります。
保存袋の作りが雑ではないか
エルメスのバッグの多くに付属する保存袋は、コピー品かどうかを判断するポイントの1つです。ただし、保存袋はあくまで付属品であり、ネットオークションやフリマサイトで別途入手したものが使われているケースも考えられます。
保存袋は年代によってデザインが異なり、使用感やダメージがあるものも多いため、外見だけで正規品かどうかを判断することは困難です。縫製が極端に雑であったり、正規品の保存袋と比較して質感が明らかに異なる場合は、コピー品または後から入手した非純正品の可能性があります。
縫い目は不規則になっていたり綺麗すぎたりしないか
保存袋の縫い目やステッチの仕上がりも、コピー品かどうかを見分ける際の判断材料になります。縫い目の良し悪しを正確に判断するには、数多くのエルメス製品を見てきた経験豊富なプロの目が必要です。
また、エルメスのバッグでは1つの商品の中でもパーツや場所ごとに、手縫いとミシン縫いを使い分けて縫製を行っています。
手縫い部分とミシン縫い部分では仕上がりが異なり、縫い目が均等でないこともあるため、専門知識のない方には判断が難しいポイントです。
- おたからや査定員のコメント
専門知識や鑑定経験がない方にとって、エルメス製品の真贋を見分けることは難しいです。エルメスの真贋判定には、長年の経験と専門的な知識が求められます。エルメス製品の売却をお考えの方や、本物かどうか不安な方は、「おたからや」が責任をもって丁寧に鑑定いたします。お気軽にご相談ください。

エルメスの刻印に関するよくある質問

エルメスの刻印についてお客様からよく寄せられる質問をまとめました。刻印の有無による真贋判断や製造年の見分け方、買取時の注意点など、実際に多くの方が疑問に感じるポイントを専門スタッフが解説します。
Q. エルメスの刻印がないバッグは本物ではないのでしょうか?
A.
刻印がないからといって、エルメスのバッグがコピー品とは限りません。エルメス製品は職人が一つひとつ手作業で刻印を施しており、ごくまれに刻印が入らないまま出荷されるケースがあるためです。
また、刻印が浅く打たれていて肉眼では確認しにくいものや、革の経年変化により刻印が見えにくくなっているものも存在します。刻印が見つからない場合は、複数の場所を明るい光の下で角度を変えながら確認してください。それでも判断がつかない場合は、「おたからや」のブランド品鑑定に詳しい専門スタッフにご相談ください。
Q. エルメスの刻印はどこを見れば確認できますか?
A.
エルメスの刻印の位置は、製品の種類と製造年によって異なります。バーキンやケリーの場合、2015年のT刻印以降はバッグ内部の正面から見て左上部(左側マチ上部付近)に、それ以前は正面のクロアベルトの裏側に刻印されています。
ピコタンはベルト周辺の内側レザー部分に、ボリードはレザータブの裏側に刻印があることが多いです。財布であれば、コインケースの内部やオープンポケットの中に見られます。製品ごとの刻印位置を把握しておくと、効率よく確認できます。
Q. エルメスのロデオチャームに刻印がないのは普通ですか?
A.
ロデオチャームは、製造時期によって刻印の有無が異なります。初期に製造されたロデオチャームには製造年刻印が入っていないものが多く、刻印がなくても本物である可能性があります。
近年のロデオチャームには、馬の鞍(サドル)部分のレザーをめくった裏側に刻印が施されるようになりました。刻印がない場合でも「HERMÈS PARIS」のロゴ刻印があるかどうか、革の質感や縫製の仕上がりはどうかなど、総合的に判断することが大切です。
Q. エルメスの刻印で製造年はどうやって調べられますか?
A.
エルメスの製造年は、刻印のアルファベットと記号の組み合わせから判断できます。1971年から1996年までは◯で囲まれたアルファベット、1997年から2014年までは⃞で囲まれたアルファベットが使われていました。
2015年以降は記号がなくなり、アルファベット1文字のみで製造年を示す形式に変更されています。たとえば2024年製造は「W」、2025年製造は「K」の刻印です。刻印と製造年の対応表を確認すれば、お手持ちの製品がいつ製造されたか分かります。
Q. エルメスにはギャランティカード(保証書)がありますか?
A.
エルメス製品には、他のブランドのようなギャランティカード(保証書)は付属していません。購入時にはレシートや納品書が発行されますが、これらは正規品である証明として使われることがあります。
ただし、レシートや納品書がなくても本物の製品は数多く存在します。中古市場で購入した製品や、贈り物として受け取った製品には付属品がないケースも多いため、購入時の書類がないことだけを理由にコピー品と判断することはできません。
Q. エルメスの刻印が薄くて見えにくい場合はどうすればいいですか?
A.
刻印が薄くて見えにくい場合は、明るい自然光の下で角度を変えながら確認してください。ルーペやスマートフォンのカメラで拡大して見ると、肉眼では確認しにくい刻印が見つかることがあります。
エルメスの刻印は職人の手作業で施されるため、打刻の深さにはばらつきがあります。革の種類や色によっても刻印の見えやすさは変わるため、確認の際は複数の方法を試してみてください。それでも判断が難しい場合は、「おたからや」の無料査定をご活用ください。
Q. エルメスの「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」のロゴがない場合は危険ですか?
A.
「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」のロゴが確認できない場合は、コピー品の可能性を疑う必要があります。
エルメスの革製品には通常このブランドロゴが刻印されていますが、製品によってはバッグの内側や金具の裏など目立たない場所に施されていることもあります。
Q. エルメスの刻印のフォントが他の製品と違うように見えるのは問題ですか?
A.
刻印のフォント(書体)に若干の違いがあっても、すぐにコピー品と判断することはできません。エルメスの刻印は職人が手作業で施しているため、文字の太さや傾きに個体差が生じることがあるからです。
ただし、フォントが明らかに異なる場合や、文字のバランスが極端に崩れている場合はコピー品の可能性があります。正規品との違いを見極めるには専門的な知識が必要なため、不安な場合は「おたからや」にご相談ください。
Q. エルメスの刻印は修理で消えてしまうことがありますか?
A.
正規店での修理では、純正パーツや専門の職人が対応するため、製品の価値が維持されやすいとされています。
一方、正規店以外で修理を行った場合、刻印部分の革が交換されたり、刻印周辺が磨かれて薄くなったりする可能性があるため注意が必要です。刻印は製品の真贋判断や買取価格に影響する要素のため、修理を依頼する際は事前に確認することをおすすめします。
Q. エルメスのバーキンで刻印がない場合、買取してもらえますか?
A.
刻印がないエルメスのバーキンでも、買取対応可能な場合があります。多くの買取専門店では、刻印だけでなく革の質感、縫製、金具の仕上がりなど複数の要素を総合的に確認して真贋を判断しています。
ただし、刻印がないと製造年が特定できないため、査定額に影響が出る可能性がある点にはご注意ください。
Q. 中古で購入したエルメスの刻印が本物かどうか不安です。確認方法はありますか?
A.
中古で購入したエルメス製品の刻印が本物かどうか不安な場合は、専門家による鑑定を受けることをおすすめします。刻印のフォント、深さ、位置などを正規品と比較することで、真贋の判断が可能です。
「おたからや」では、売却をお考えでない場合でも真贋確認のご相談を承っています。購入した製品が本物かどうか気になる方は、お気軽にお近くの店舗までお持ちください。
Q. エルメスの素材刻印(エキゾチックレザーの記号)が見当たりません。本物ですか?
A.
素材刻印が見当たらない場合でも、コピー品とは限りません。素材刻印はクロコダイルやリザードなどのエキゾチックレザーにのみ施されるもので、一般的な牛革(トリヨンクレマンス、トゴ、エプソンなど)には素材刻印がないからです。
お持ちの製品が牛革やその他の一般的な素材であれば、素材刻印がなくても問題ありません。
Q. エルメスの刻印で「流れ星マーク」や「馬蹄マーク」があるのはどういう意味ですか?
A.
流れ星マーク(スターマーク)は、エルメス関係者向けに製造された特別な製品に施されていたといわれています。馬蹄マークは、パーソナルオーダー(PO)で製造された製品を示す刻印です。
これらの特殊な刻印がある製品は希少価値が高く、中古市場でも人気があります。なお、スターマークは近年廃止されたという情報もありますが、過去に製造された製品には残っている場合があります。
Q. エルメスの刻印が2つある製品を見かけました。これは何を意味しますか?
A.
エルメス製品に刻印が2つある場合、製造年を示す刻印と、製造した職人やアトリエを示す刻印が並んでいる可能性があります。
エルメスの刻印は製造年、アトリエの番号、職人のイニシャルなどを表しており、複数の刻印が打刻されていることは正規品の特徴です。
Q. フリマアプリでエルメスを購入しようと思いますが、刻印の写真だけで本物か判断できますか?
A.
刻印の写真だけでエルメス製品の真贋を判断することは難しいです。コピー品の中には刻印まで精巧に模倣しているものもあり、写真では見分けがつかないケースがあるからです。
フリマアプリで購入する際は、刻印だけでなく全体の写真、縫製部分のアップ、金具の詳細など複数の画像を確認することをおすすめします。購入後に真贋が不安になった場合は、「おたからや」の無料査定で確認することも可能です。
Q. エルメスの財布に刻印がない場合も本物の可能性はありますか?
A.
エルメスの財布に製造年刻印がない場合でも、本物の可能性はあります。財布の刻印は、コインケースの内部やオープンポケットの奥など見えにくい場所にあることが多いためです。
また、刻印が浅く打たれているものや、革の色と同化して目視では確認しにくいものも存在します。
Q. エルメスの刻印はなぜ製造年によって形式が変わるのですか?
A.
エルメスが刻印の形式を変更する理由は公式に発表されていませんが、製品の製造管理や真贋判定の精度向上が目的の一つと考えられています。形式を変えることで、コピー品との差別化を図る意図もあるようです。
1971年から◯付き、1997年から⃞付き、2015年から記号なしと変遷してきた刻印の形式は、エルメスの歴史を物語る要素でもあります。刻印形式の変化を知っておくと、製品の年代特定に役立つため、ぜひ参考にしてみてください。
Q. エルメス製品を売却する際、刻印の有無は買取価格に影響しますか?
A.
刻印の有無は、エルメス製品の買取価格に影響する場合があります。刻印があれば製造年を特定でき、年式による相場の違いを反映した査定が可能になるためです。
刻印がない場合でも本物と判断できれば買取対応可能な場合がありますが、年式が特定できないことで査定額に影響が出る可能性もあります。
Q. エルメスの刻印を自分で確認する際に気をつけることはありますか?
A.
エルメスの刻印を自分で確認する際は、製品を傷つけないよう丁寧に扱ってください。明るい場所で角度を変えながら確認し、無理に革をめくったり強く引っ張ったりすることは避けましょう。
まとめ
この記事では、エルメスの刻印の種類や年代別の見方、刻印がない製品の真贋判断のポイントについて解説しました。
刻印が見つからないと「コピー品かも……」と不安になりがちですが、刻印が浅く打たれていたり目立たない場所に施されていたりするケースも多く、ロデオチャームの初期製品のようにそもそも製造年刻印がないアイテムも存在します。「刻印がない=偽物」と早合点せず、まずは明るい場所で角度を変えながら複数箇所を丁寧に確認してみましょう。
それでも判断がつかない場合や「手持ちのエルメスを安心して売りたい」という方は、革質・縫製・金具の仕上がりまで総合的に鑑定できる「おたからや」にご相談ください。
「おたからや」での「エルメス」の参考買取価格
「おたからや」における「エルメス」の参考買取価格をご紹介いたします。
| 画像 | 商品名 | 参考買取価格(税込) |
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エルメス ケリー25 ニロティカス ゴールド金具 Y刻印 | 8,004,000円 |
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エルメス バーキン25 リザード ゴールド金具 U刻印 | 7,729,000円 |
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エルメス ケリー25 ハンドバッグ アリゲーター W刻印 シルバー金具ンスミニ アリゲーターマット U刻印 | 6,798,000円 |
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エルメス コンスタンスミニ アリゲーターマット U刻印 | 2,843,000円 |
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エルメス ボリード27 クロコダイルポロサス | 1,372,000円 |
※こちらの金額は2026年3月時点のものとなります。状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
査定では、刻印の有無だけでなく、縫製の均一さやステッチのピッチ、金具の仕上がり、レザーの質感といった総合的な真贋判定が重要なポイントとなります。革の状態が良好で、角スレや色褪せ、内側のベタつきが少なければ高評価が期待できます。
保存袋・箱・レシートなどの付属品も査定額に影響するため、揃えてお持ちいただくのがおすすめです。刻印なしのお品物でも査定可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
「おたからや」ではエルメスに精通した査定員が、縫製・素材・金具の打刻・革の断面など多角的に真贋を見極め、お品物本来の価値を正確に評価いたします。製造年が特定できないヴィンテージ品でも、モデルの希少性やコンディション次第で高額買取につながるケースは十分ございます。「刻印がないから売れないかも」とお悩みの方こそ、まずはお気軽にご相談ください。

エルメスの買取なら「おたからや」
エルメス製品の売却をお考えなら、全国に約1,900店舗以上を展開し、世界51ヵ国との取引実績を持つ高価買取「おたからや」にお任せください。
「おたからや」には、エルメスの真贋鑑定に精通した専門スタッフが在籍しています。バーキンやケリーをはじめとするバッグ、ベアンスフレやアザップクラッシックなどの財布、そしてシルク小物やアクセサリーまで、幅広いエルメス製品の買取が可能です。刻印がない製品や、製造年が分からない製品でも、革の質感・縫製技術・金具の仕上がりなどを総合的に鑑定し、適正な買取価格をご提示いたします。
世界規模の販売ネットワークを活かし、国内市場だけでなく海外での需要も考慮した査定を行うため、他店よりも高値での買取が期待できます。汚れや傷があるお品物も査定対象ですので、「状態が悪いから……」と諦める前にぜひご相談ください。
店頭買取はもちろん、ご自宅にいながら利用できる出張買取や、スマートフォンで撮影するだけのWEB査定にも対応しています。査定料・出張料はすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
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査定員の紹介
ブランド品買取専門 査定員
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趣味
ゴルフ
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好きな言葉
理路整然
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好きなブランド
カルティエ
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過去の買取品例
バーキン マトラッセ
おたからやでは、毎日数千点のブランド品の査定をしております。私たちは海外にも販路を持っており、世界基準での査定が可能になっています。また現在は円安のため海外に販売することで従来よりも高値でお買取をすることができ、お客様に満足していただける自信があります。おたからやでは、新品未使用のモノだけでなく、昔に購入したお品物や傷やほつれがあるものなどもお買取をしております。 実際に、10年以上前に購入したお品物が購入した時よりも高額でお買取できたこともたくさんあります。ご自宅に眠っているお品物がございましたら是非一度おたからやへご相談ください。
ブランド品の高価買取はおたからやにお任せください。
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