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    2026年8月のブランド品相場専門家コメント

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    ブランド品相場の専門家コメント

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    佐々木 純

    先週(8月19日〜25日)のブランド関連では、各メゾンが過去の意匠や定番モデルを掘り起こし、現代の商品として見せ直す動きが目立ちました。24日、ルイ・ヴィトンは「モノグラム・アーカイヴ キャンバス」を使った新作メンズバッグを発表。定番の旅行バッグを小型化した「キーポル・バンドリエール 35」は44万1,100円で、アンティーク調のヌメ革を組み合わせています。新しいロゴや柄を作るのではなく、長く認知されてきたモノグラムそのものを、サイズや素材感を変えて再提案している点が特徴です。 同じ24日、フェンディも1990年代後半から続く「バゲット」を主役にしたキャンペーンの本編を公開しました。2026-27年秋冬では、1997年の初期モデルコードを名称に使った「バゲット 26424」も展開しており、ブランド側が約30年前の原点をあえて掘り下げています。さらに20日には、マルタン・マルジェラ本人がメゾンを率いた1989〜2009年の作品300点以上を集めた、日本初の専門オークションを9月に開催すると発表されました。新品の新作だけでなく、デザイナー在籍期や初期仕様といった「いつ、誰が、どの時代に作ったか」が、コレクター市場で価値を持つことが分かる動きです。 中古ブランド品でも、この違いは査定に直結します。同じモノグラム、同じバゲットという名前でも、製造年代、サイズ、素材、金具、限定仕様、付属品、保存状態によって評価は変わります。特に長く続く定番シリーズは流通量が多いぶん、「定番だから高い」ではなく、その個体が現行品と何が違うのかを見る必要があります。今週のように各ブランドがアーカイブを強く打ち出す時期は、旧型や廃番仕様の特徴を改めて確認するきっかけにもなります。

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